『失楽園』アンソロジー企画サイト

【『失楽園』おすすめ書籍】

・平井正穂訳（岩波文庫）上・平井正穂訳（岩波文庫）下
　『失楽園』は2冊に別れています、全部読む方は上下とも合わせてお読み下さい。
　こちらの平井正穂訳が今もっとも手に入りやすいです。（そして訳もおすすめ）

　ほか…
・新井明訳（大修館書店）
・繁野天来訳（新潮文庫）など
・もちろん原文(英語)もあり！！！

・読みづらくて心が折れそうな人には
　『まんがで読破「失楽園」』(イースト・プレス)をお勧めします。

このアンソロジーをきっかけに、
『失楽園』を読み始めて頂けたり、読み返して頂ければ嬉しいです！

【『失楽園』初心者向けあらすじ一覧】

★岩波文庫『失楽園』（上）
サタン(ルシファー)が反逆を企み堕天してからエデンの園に潜伏するまで。

■第一巻プロローグ地獄に堕とされた悪魔達が地獄の底で立ち直し万魔殿を建設するまで [登場悪魔] サタン(ルシファー)、ベルゼバブ、ベリアル、マモン、アザゼル… 他、モロク、ベルフェゴール（ケモシ）、アスタルト、タンムズ、ダゴン、オシリス・イシス・ホルス、ティタン
■第二巻万魔殿での悪魔達の会議の様子と、サタンが復讐のために地獄を脱出しエデンの園に向かうまで [登場悪魔] サタン(ルシファー)、モロク、ベリアル、マモン、ベルゼバブ、死、罪 [冥府の神々] 混沌、夜、オルクス、ハデス、デモゴルゴン
■第三巻神と御子(イエス)の対話と、サタンがエデンの園に侵入するまで [登場悪魔] サタン(ルシファー) [登場天使] ウリエル
■第四巻エデンの園に潜入したサタンがアダムとイヴを見つけ復讐を企むウリエルやガブリエルがサタンの潜入を察知しカエルに化けたサタンを追い払うまで [登場悪魔] サタン(ルシファー) [登場天使] ウリエル、ガブリエル、ウジエル、イシューリエル、ゼポン
■第五巻サタンに見せられた悪夢を不安がるイヴの元にラファエルが使わされ天界戦争のことを語り出す第五巻では、サタンが反逆を試み部下に演説をするところまで [登場悪魔] サタン(ルシファー) [登場天使] ラファエル、アブディエル
■第六巻ラファエルが語る天界戦争の一部始終開戦、そして3日間に及ぶ戦闘ののち、悪魔達が敗北し地獄に堕とされるまで [登場悪魔] サタン(ルシファー)、ベルゼバブ、ニスロク、ベリアル、モロク、アスモデウス、アデランメルク…その他アリエル、アリオク、ラミエル [登場天使] ミカエル、ガブリエル、ウリエル、アブディエル、ラファエル(語り手)

★岩波文庫『失楽園』（下）
サタン(ルシファー)がイヴを誘惑し、アダムとイヴがエデンを追放されるまで。

■第七巻ラファエルの語りは続く、天界戦争の後、天地創造が行われ六日間で世界が形作られた事を語る [登場悪魔] リヴァイアサン [登場天使] ラファエル
■第八巻アダムはラファエルに留まってもらおうと更に質問を続ける天体の諸運行（宇宙）の事から、イヴとの結婚生活や愛について質問し一通り語り終えるとラファエルは天に去って行く [登場天使] ラファエル
■第九巻七夜に渡ってエデンの園（地球）に潜伏していたサタンがついに復讐を行動に移すサタンがイヴを誘惑し、アダムも知恵の実を食べるまで [登場悪魔] サタン(ルシファー)
■第十巻サタンは誘惑と復讐を終え地獄に帰還するが、悪魔達には神の罰が与えられる一方アダムとイヴは共に悔い改める事で神の怒りを鎮めようとする [登場悪魔] サタン(ルシファー)、罪、死
第十一巻神はアダムとイヴの祈りを聞き入れられるが、楽園追放は免れないとし、智天使の一行とミカエルを二人の元に使わせるミカエルは今後二人の子孫に起きる様々な出来事を幻を見せながら語る [登場天使] ミカエル
■第十二巻ミカエルは話を続け、イエスが磔刑にかかる事により贖罪がなされると告げるアダムとイヴはミカエルに誘われ楽園を去る [登場天使] ミカエル

＊岩波版の一巻(一章)の冒頭には、
　今までのあらすじがわかりやすく書かれているのでそちらもお読み下さい。
　各章のあらすじを読むだけでも全体の流れが把握できるのでオススメです。